はじめに
認知症の方とその家族にとって、共に過ごす時間や情報交換の場はとても重要です。「オレンジカフェ」は、そうした人々に対する支援と交流を目的とし、平成24年(2012年)「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」で紹介されました。2021年時点で全国7904ヶ所に設置されています。1
オレンジカフェとは?
オレンジカフェとは、認知症の人とその家族だけではなく、専門職や地域の人など、気軽に集える場所です。コーヒーを飲んでゆっくりしたり、レクや体操をしたり、講義を聴いたり、開催メニューはその場所によって様々です。
一見、高齢者サロンと同じような印象を受けますが、認知症について気軽に学べたり、同じ悩みを持つ人同士で話ができたり、ケアマネジャーなどの専門職に相談できるのがオレンジカフェの特徴となっています。2
平元会のオレンジカフェ
平元会では「コミュニティサロン『Cafe de オレンジ』」という名称で、月1回、大野地区で開催しています。各事業所の職員が講師となり、体操をしたり、レク活動をしています。
4月25日(第1回目)の様子
4月25日は、デイ寿永長内相談員が講師となり、認知症予防を脳の活性化を目的とした「おとなの学校」を実施。おとなの学校についてはこの記事をご参照ください。
この日は、算数(計算問題)と音楽(歌)、体操をしながらの脳トレ、というプログラム。参加者全員が、笑顔で楽しく取り組む様子が見られました。
今後の予定
今後は、7月25日・9月26日・10月24日・11月28日・12月26日・2月27日・3月27日、いずれも13時半からです。お問い合わせは居宅介護支援事業所ふたば、017-764-6899までお願いいたします。興味のある方のご参加、お待ちしております!!
出典
1:認知症カフェの類型と効果に関する調査研究報告書 社会社会福祉法人東北福祉会認知症介護研究・研修仙台センター(P1)2:私たちの認知症カフェ (厚生労働省リーフレット)