はじめに
認知症の方とその家族にとって、共に過ごす時間や情報交換の場はとても重要です。「オレンジカフェ」は、そうした人々に対する支援と交流を目的とし、平成24年(2012年)「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」で紹介されました。2021年時点で全国7904ヶ所に設置されています。1
オレンジカフェとは?
オレンジカフェとは、認知症の人とその家族だけではなく、専門職や地域の人などが、気軽に集える場所です。コーヒーを飲んでゆっくりしたり、レクや体操をしたり、講義を聴いたり、開催メニューはその場所によって様々です。
一見、高齢者サロンと同じような印象を受けますが、認知症について気軽に学べたり、同じ悩みを持つ人同士で話ができたり、ケアマネジャーなどの専門職に相談できるのがオレンジカフェの特徴となっています。2
平元会のオレンジカフェ
平元会では「コミュニティサロン『Cafe de オレンジ』」という名称で、月1回、大野地区で開催しています。各事業所の職員が講師となり、体操をしたり、レク活動をしています。時には外部講師より貴重な講話もあり楽しめる内容となっています。
例えば、認知症予防に脳の活性化を目的とした算数(計算問題)と音楽(歌)、体操をしながらの脳トレ、プログラム。自宅でも出来るような筋力維持、向上を目的とした体操の指導。今まで疑問にしていたことを教えてくれる和気あいあいとした講義。などなど、毎回、参加者全員が、笑顔で楽しく取り組む様子が見られています。
今後の予定
R6年9月26日13時半から「フレイル予防ー元気でイキイキ過ごすための食事―」
講師は中央短期大学 食物栄養学科 準教授 森山洋美先生です。
お問い合わせは居宅介護支援事業所ふたば、017-764-6899までお願いいたします。興味のある方のご参加、お待ちしております!!
出典
1:認知症カフェの類型と効果に関する調査研究報告書 社会福祉法人東北福祉会認知症介護研究・研修仙台センター(P1)
2:私たちの認知症カフェ (厚生労働省リーフレット)